仕事をしているのは、パソコンとではなく、人間
目次[非表示]
- 1.はじめに
- 2.コミュニケーションが大事だと思ったきっかけ
- 3.実体験の具体的なエピソード
- 3.1.期待のギャップとその影響
- 3.2.重要なコミュニケーションの実践
- 4.学んだこと、今後意識すること
- 4.1.技術力だけでは足りない
- 4.2.早めの報告と良好な人間関係
- 5.まとめ
- 6.お悩みご相談ください
はじめに
こんにちは。株式会社divxのエンジニア、黒です。
本記事では題名の通り「仕事をしているのは、パソコンとではなく、人間」と考えるようになった私の考えを経験をもとにお話ししたいと思います。
エンジニアに必要なのは技術力や、どれだけ多くのプログラミング言語を知っているかだと思っていませんか?
技術者としての能力は重要ですが、実際にはコミュニケーションや人間関係がプロジェクトの成功に大きく影響します。
エンジニアリングの分野では、技術力とコミュニケーション能力の両方が不可欠であることに気づかされました。
この記事では、私自身の実体験を通じてコミュニケーションの重要性を実感した経緯や、今後どう意識していくかについてお話しします。
コミュニケーションが大事だと思ったきっかけ
私がコミュニケーションの重要性に気づくきっかけとなったのは、研修中に上司に言われた言葉です。
「エンジニアはついパソコン作業に没頭しがちだけど、実は本当に大切なのはユーザーやチームメンバーとのコミュニケーションなんですよ。」
これまで、技術さえあれば問題ないと考えていた私にとってこの言葉は衝撃的でしたし、大きな転機となりました。エンジニアリングでは技術力だけでなく、人間のニーズや期待に耳を傾けることが必要だと気づき、この考え方はこれからの私の仕事に大きく影響を与えていくことになります。
実体験の具体的なエピソード
期待のギャップとその影響
あるプロジェクトで、私は自分が「これが最適だ」と信じ、一人で黙々と作業を進めていました。しかし、結果としてそれが上司の求めているものとは全く異なるものであることに気づかなかったのです。このような状況は、いわゆる典型的な「パソコンと仕事をしてしまった」というケースだと痛感しています。
周囲とのコミュニケーションを意識して業務に取り組んでいたつもりでしたが、タスクに追われていく中で明確な確認やコミュニケーションを怠ってしまいました。仕事が忙しくなると、つい周りに確認を取ることを忘れてしまうことがあります。
その結果、私が進めた作業が実際には相手が求めているものとは大きく離れた内容になってしまいました。そして、指示された内容に対する理解が不足していたために、プロジェクト全体に悪影響を及ぼす結果となってしまったのです。
重要なコミュニケーションの実践
この経験を通じて、忙しい時こそ周囲とのコミュニケーションの重要性を強く感じました。自分が何を作成しているのか、相手が本当に求めているものと異なっていないかを、早めに確認することが欠かせません。結果的に、私の判断ミスが予想以上の工数を割き、チームの信頼を失う原因となりかねないことを学びました。
今後は、タスクに追われて黙々と作業を進めるのではなく、定期的にコミュニケーションを取りながら進めることを意識していきます。この教訓を胸に相手のニーズにしっかり応えるエンジニアとして成長していきたいと考えています。
学んだこと、今後意識すること
技術力だけでは足りない
私の実体験を通じて学んだことは、コミュニケーションを取ることの大切さです。エンジニアの仕事は技術力だけでなく、コミュニケーション能力を磨くことが不可欠です。特に、プロジェクトの納期に遅れそうな場合は早めに相談することで締め切りの調整や他のメンバーからのサポートを得られるなど、納期に間に合わせるための工夫が生まれます。
初めてプロジェクトに携わった際、私は「報・連・相」を怠り、苦しい思いをしました。ギリギリのタイミングでの報告では、修正対応が難しくなり結果的にチーム全体に悪影響を及ぼしてしまったのです。チームでの作業だからこそ、遅れやミスが他のメンバーに影響することを常に意識する必要があります。
早めの報告と良好な人間関係
チーム開発の大きなメリットは、メンバー同士の助け合いですが個々の遅れが全体に影響するリスクもあります。したがって、早めの報告や相談を心掛けることが重要です。良好な人間関係を築くことで、相手も自分も助け合える環境が生まれます。
多くのエンジニアが技術的な問題を抱えた際、一人で解決しようとする傾向がありますが、早期にコミュニケーションを取ることが重要です。
クライアントの求めるものをより早く正確に作成するためには、コミュニケーションを重視する姿勢が欠かせません。今後は、パソコンと仕事をするのではなく、人間と仕事をしているということを常に意識しながら業務に取り組んでいきたいと考えています。
まとめ
エンジニアとして、技術力を磨くことはもちろん重要ですが、それと同じくらいコミュニケーション能力を高めることが必要です。
エンジニアリングの目的には、機能を持った製品を作ることに加えユーザーのニーズを理解し、ビジネスや技術的な課題を解決することも含まれます。そのためには、チーム内外での円滑なコミュニケーションが欠かせません。
「仕事をしているのは、パソコンではなく人間」という考え方は、私たちエンジニアが忘れてはならない重要な視点です。技術的なスキルとともに、他の人との会話や意見交換を通じて関係を築くことで、私たちの作り出すものの価値を高め、結果的にエンジニアとしての目的を果たすことができると思っています。
しっかりとコミュニケーションを取ることで、プロジェクトの成功を目指し、エンジニアとして成長していきたいと考えています。
お悩みご相談ください