AWS初学者へ 〜AWS Cloud Questを使って、AWS環境を体験しよう!!〜
目次[非表示]
- 1.はじめに
- 2.AWS Cloud Questとは?
- 3.準備
- 4.実際にプレイ
- 4.1.Learn(学習)
- 4.2.Plan(計画)
- 4.3.Practice(実践)
- 4.4.DIY
- 5.所感
- 6.活用法
- 7.その他おすすめ学習コンテンツ
- 7.1.AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) 日本語実写版
- 7.2.DIVX テックブログ「クラウド時代の基盤技術AWSと従来のITインフラの比較」
- 8.おわりに
- 9.お悩みご相談ください
はじめに
エンジニアの福本です。
私は、AWS認定は、AWS Certified Cloud PractitionerとAWS Certified Solutions Architect - Associateを取得しております。
ですが、実際にAWS環境に触れておらず、知識を活かせていないと感じておりました。
そんな中、AWSの公式ゲーム「AWS Cloud Quest」に出会いました。
AWS Cloud Questとは?
実用的な AWS Cloud スキルを身につけるための唯一の3Dロールプレイングゲームです。
クラウドスキルを学習し、応用し、仮想都市の市民を支援するゲームです。
市民を助けながら、AWS環境に触れ、実用的な経験を積む、というわけです。[引用]
ロールは、下記7種類あります。
- クラウドプラクティショナー
- ソリューションアーキテクト
- サーバーレスデベロッパー
- 機械学習
- セキュリティ
- データ分析
- ネットワーク
今回はその中でも、初学者向けの「クラウドプラクティショナー」をやっていきます。
準備
必要なものは、AWS Skill Builderのアカウントのみ、以上です。
お金も入りません、無料です(「クラウドプラクティショナー」のみ)。
AWS Skill Builderのアカウントは、こちらにアクセスして作成してください。
アカウント作成が完了したら、「学習ダッシュボード」に移動してください。
ここで今回のコンテンツを検索します。
主に下記2点を条件にすれば、見つけやすいと思います。
- 言語:日本語
- 検索ワード:AWS Cloud Quest
日本語版のCloud Practitionerであることを確認して、登録しましょう。
ちなみに、私は言語の設定を見落として英語版を登録してしまいました。
この場合、後に紹介する、ゲーム内設定で日本語にしても、英語表記が残ってしまいます。
とはいえ、公式ドキュメントやログ等で、今後も英文に触れます。
また、難解な英単語等が使われている訳ではないので、今回はこのまま進めます。
ちなみに、分からない所は、AIに訳してもらいました。
実際にプレイ
起動されました。
早速スタート・・・と言いたい所ですが、その前にもうひと作業。
右上のオプションメニューで、言語を「日本語」に設定するのをお忘れなく。
これは、日本語版でも行ってください。
これで準備完了です。
ゲームを開始しましょう。
ロールは、デフォルトの「Cloud Practitioner」を選択しましょう。
その後は、名前やアバター作成です。ここは皆様のお好みです。
いよいよ、仮想都市へ出発です。
画面には様々なメニューがあります。
ひとまず、ゲームを進めます。右下のXRデバイスを開きましょう。
開くと「目的地へ」というボタンがあります。
クリックすると、お困り事を抱えてる市民の元に移動します。
早速、1人目の市民から依頼が来ました。聞いてみましょう。
すると、ソリューションセンターに入ります。
ここでは、AWSサービスについて学び、一般的なユースケース向けのAWSソリューションを構築する方法についてのガイダンスを得ます。
ソリューションセンターには、4つのセクションがあります。
それぞれを見ていきましょう。
Learn(学習)
ここでは、アーキテクチャの学習やAWSサービスの動画視聴が出来ます。
動画は日本語版でも英語ですが、イメージ図はカラーで見やすいです。
Plan(計画)
構築作業の概要説明です。
この後の「Practice(実践)」と「DIY」で行う内容を、イメージ図で確認出来ます。
Practice(実践)
ソリューションの前半部分を構築していきます。
AWSコンソールとイメージベースの手順を使用します。
構築開始の為に画面左上のボタン「AWSコンソールを開く」をクリックします。
ブラウザの別タブで、AWSコンソールが起動されます。
いよいよここからが本番です。
手順を参考に、ソリューションを構築します。
DIY
同じAWSコンソール環境を使用し、ソリューションの前半部分を構築していきます。
左側のパネルや、「Practice(実践)」の手順をヒントに、実践します。
検証フィールドを使用して、ソリューションを検証します。
解答が正しければ「終了」を選択してください。
報酬を受け取れます。
こんな感じで、全ての課題12個をクリアすると、バッジを獲得することが出来ます。
私は、AWS認定資格(CLF, SAA)に続き、3個目のバッジを獲得しました。
所感
私の所要期間は2日間(約16時間)でした。
既に使い慣れている人だと1日(約8時間)、初学者だと3日(約24時間)だと思われます。
私は、最低限のサービスの知識は持っていたので、「知っている」と「使える」の結び付きが少し出来た、という感触でした。
また、使用するAWSコンソールはゲーム専用なので、「もし失敗しても誰にも迷惑が掛からない」と安心感を持って取り組めました。
注意点としては、各課題のAWSコンソールは、一度クリアすると再び起動することが出来ないようです。
活用法
このように、ただ知識をインプットするだけでなく、実際のAWS環境を動かしながら、実践ベースで勉強することが出来ます。
さらに、既にAWS Certified Cloud Practitionerの認定を取得している方には、朗報です。
なんと、再認定も出来てしまいます。
AWS Cloud Quest: Recertify Cloud Practitionerです。
6か月以内に再認定を受ける予定の AWS Certified Cloud Practitioners 向けの新しい再認定オプションです。
つまり、従来の認定試験を受けずに、こちらをクリアすれば再認定出来ちゃいます。
もちろん無料です。
私はこちらがあることを知らず、前述の方をプレイしました。
しかし、既にクリアした課題はカウントされており、そこからスタート出来ました。
その他おすすめ学習コンテンツ
全く知識が無くても出来ますが、もし時間に余裕があるなら、最低限の知識はある方が良いと思います。
本や公式ドキュメントなど、皆様に合う方法で学習して頂ければと思います。
ここでは、私のおすすめのコンテンツ2点を紹介します。
AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) 日本語実写版
私が勉強した際に、一番最初に使用したコンテンツです。
AWSの基本的なサービスをコーヒーショップを例に、動画を交えて日本語で解説してくれるコンテンツです。
専門的な言葉を、誰でも分かる言葉に例えてくれている所が、ありがたいです。
各サービスの説明だけでなく、前提となる「クラウドコンピューティングとは」から分りやすく説明されております。
所要時間が7時間と、ボリュームがありますが、動画は倍速再生可能です。
DIVX テックブログ「クラウド時代の基盤技術AWSと従来のITインフラの比較」
当社の田中が執筆しました。
こちらもクラウドコンピューティングやITインフラから、ストレージ(Amazon S3, Amazon EBS, etc.)やネットワーク(Amazon VPC)など各サービスについて詳しく説明されております。
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回に限った話ではないですが、改めて「知ってる」と「使える」とは、違うと感じました。
AWS のマネジメントコンソールから様々なAWS サービスに触ることで、より知識が定着しやすくなりました。
また、実務でぶっつけ本番で触れることがなくなり、心理的負担も軽くなりました。
他のロールは、サブスクリプション(月ごとまたは年ごと)でプレイできます。
引き続き、「知る」と並行してやっていきます。