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システム開発の外注とは?メリット・デメリットと外注先の選定ポイント


目次[非表示]

  1. 1.システム開発を外注するメリット
    1. 1.1.①IT人材の確保・育成にコストをかけずに済む
    2. 1.2.②業界のスペシャリストに開発を依頼できる
    3. 1.3.③あらゆる開発コストを削減できる
    4. 1.4.④セキュリティリスクを低減できる可能性がある
  2. 2.システム開発を外注するデメリット
    1. 2.1.①自社にシステム開発のノウハウが蓄積されない
    2. 2.2.②コミュニケーションコストが発生する
  3. 3.システム開発の外注先を選定するポイント
    1. 3.1.①細かい要望にも対応してもらえるか
    2. 3.2.②セキュリティの知見があるか
    3. 3.3.③一気通貫で依頼できるか
    4. 3.4.④最低でも5社以上に合相見積もりを取る
  4. 4.外注後の失敗を避けるためには
    1. 4.1.①頻繁にコミュニケーションを図る
    2. 4.2.②進捗状況の報告書を提出してもらう
    3. 4.3.③発注者(当該システムの担当者)もプロジェクトに積極的に関わる
  5. 5.まとめ
  6. 6.お悩みご相談ください

自社システムを開発する場合、内製するか外注するかという意思決定は重要なターニングポイントです。

内製する場合は社員同士の連携となるため、たとえば要件定義をする際や不具合が生じたときに、コミュニケーションが取りやすく迅速に対応できるというメリットがあります。

一方で、内部リソースで開発するには長い年月が必要だったり、仕様を満たすための知見・経験が不足していたりという理由から、外部リソースの活用が必須になるケースも少なくありません。

システム開発を外注するべきかどうかを見極めるためには、外注するメリットとデメリットを把握しておくことが大切です。

この記事では、システム開発を外注するメリット・デメリット、外注先を選定する際のポイントなどについて詳しく解説します。

システム開発を外注するメリット

ここでは、システム開発を外注するメリットを4つ紹介します。

①IT人材の確保・育成にコストをかけずに済む

既存の社内リソースだけで賄いきれない場合、新たなIT人材の採用を検討しなければならなくなることも考えられます。

採用にあたっては、採用コストがかかるほか、各採用プロセスにおける社内工数も発生します。

また、昨今はIT人材が不足している状況のため、新たに人材を採用することは容易ではありません。採用後は人材育成にかかるコストも必要です。

システム開発を外注することにより、IT人材不足と育成の課題をまとめて解決できる可能性があります。

②業界のスペシャリストに開発を依頼できる

高度な技術・知識が求められる分野の場合、自社のリソースのみで対応するのは難しい可能性があります。

外注であれば、特定の分野に特化したスペシャリストに依頼できるため、クオリティの高さにも期待できます。

③あらゆる開発コストを削減できる

外注であれば、システム開発に不可欠な人件費、教育費用、設備投資、保守・メンテナンスなどの多岐にわたるコストを削減できます。

プロジェクトの規模や期間に応じて必要なリソースが確保できるため、システム開発における無駄なコストが少なくなります。

④セキュリティリスクを低減できる可能性がある

システムのセキュリティ対策を盤石にするためには、最新かつ豊富なセキュリティに関する知識が必要です。

自社にセキュリティ対策を理解している人材がいない場合は、セキュリティに強い企業にシステム開発を外注することで、リスクを軽減できる可能性があります

システム開発を外注するデメリット

ここでは、システム開発を外注するデメリットを2つ紹介します。

①自社にシステム開発のノウハウが蓄積されない

外注することにより、自社にシステム開発のノウハウが蓄積されないというデメリットがあります。

また、外注先によっては、設計書などのドキュメント完備が不十分なことにより、ブラックボックス化してしまうケースもあるでしょう。

システム開発は、ゼロの状態からシステム開発をする場合や既存のパッケージにカスタマイズを加えて開発する場合など、その手法はさまざまですが、自社の人材がプロジェクトに関わらない場合は、開発過程やシステムの内容が把握できないため、不具合やトラブルが起こった際に自社で対応できなくなる可能性があります。

②コミュニケーションコストが発生する

システム開発を外注する場合、進捗状況の把握やスケジュール管理、要件のすり合わせなど、外注先の担当者とこまめな連携が必要です。

課題管理表(ToDoリストなど)の作成や定期的なミーティングなど、担当者と対話するにあたってコミュニケーションコストが発生します。

また、外注先の担当者は、自社の担当者ほど事業や業務に精通しているわけではないため、自社が求めているシステムのイメージを正しく理解してもらうための具体的な説明が必要です。

システム開発の外注先を選定するポイント

ここでは、システム開発の外注先を選定する際の重要なポイントを3つ紹介します。

①細かい要望にも対応してもらえるか

テンプレートに当てはめた提案ではなく、細かい要望やニーズを汲み取り、柔軟性のある提案をしてくれるかを見極めることが重要です。

柔軟な提案が可能な企業の方が、望んだ制作物に対して高額すぎる見積もりになりにくいため、過剰な費用の発生を抑えられます。

パッケージでプランが定型化している企業に外注した場合、自社にとって必要のない部分が含まれてしまうこともあるため、必要のない費用がかかる可能性があります。

②セキュリティの知見があるか

システム開発においては、「動けば正解」という価値観を持つ開発会社もゼロではありません。

そうした場合に、不正アクセスやそれによる情報漏えいなどを防止するためのセキュリティ対策への視点が欠如したまま開発が進んでしまうリスクがあります。

システム開発会社によってセキュリティの知見の深さが異なるため、選定する際は注意が必要です。

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弊社 DIVX(ディブエックス)では、不正アクセスや情報漏洩などのリスク対策を支援する「Webセキュリティ診断」を提供しています。

「Webセキュリティ診断」サービスは、経済産業省が定めた「情報セキュリティサービス基準」に適合したサービスとして「情報セキュリティ台帳」に登録されており、情報セキュリティサービスマークも取得しています。

セキュリティ対策における各種診断でサービスやソフトウェアの脆弱性を発見できるため、被害やトラブルを未然に回避することが可能です。

また、デベロッパーファーストの脆弱性管理ツール「Snyk(スニーク)」の「Snyk Ambassador」に、DIVXのCTO 田島 優也が就任しており、Snykの発展と開発者のセキュリティ向上に貢献しています。

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③一気通貫で依頼できるか

企業によっては、「開発は可能だがデザインは対応範囲外」といったケースも中にはあります。

そのような場合は、開発とデザインをそれぞれ別企業に外注することになりますが、往々にして、「各所に連絡共有するだけで1日が終わってしまう」という課題も生じます。

一気通貫で対応してくれる企業を選ぶことにより、コミュニケーションコストの削減につながります。

④最低でも5社以上に合相見積もりを取る

最低でも5社以上に合相見積もりを取ることで、複数のシステム開発会社の提案を比較しやすくなります。

その際に比較対象の軸となるのが、得意分野や開発事例、予算規模などです。

例えば、各社の得意分野や開発事例を把握することで、自社のニーズに適したシステム開発が可能か見極められます。

また、高品質なサービスを提供しているシステム開発会社が、必ずしも高額の予算になるとは限らないため、最低5社は合相見積もりを取りましょう。

実際に、システム開発会社の担当者と面談を通じて得た情報を元に、各社で提案依頼を出し、見積もりを収集して最終的に1社に絞り込むのが望ましいです。

外注後の失敗を避けるためには

システム開発は、要件が複雑であるほど、イメージと乖離してしまうリスクがあります。ここでは、そのような失敗を防止するために意識すべきことを3つ紹介します。

①頻繁にコミュニケーションを図る

まず何より欠かせないことは、外注先との密なコミュニケーションです。

発注後のコミュニケーション不足により、要件の変更が反映されていない、当初の仕様を満たしていないなどのトラブルにつながるケースがあります。

システムに求める要件は当該システムの担当者、開発しているシステムの具体的な仕様・挙動は開発者にしか分からないため、お互いの認識をすり合わせることが重要です。

システム開発会社とは週1回以上のミーティング、さらにはコミュニケーションツールで適宣連絡を取り合える体制を構築しておくことで、認識の相違や見落としなどが回避できます。

②進捗状況の報告書を提出してもらう

進行状況を把握するために、毎日または毎週〇曜日など任意の提出日を決めて、外注先に報告書の提出を求めるという方法も有効です。

必要な情報を漏れなく共有してもらうために、報告書のテンプレートや必須項目などを決めておくことをおすすめします。


▼報告書の記載項目

  • プロジェクト名
  • 報告書の作成日
  • スケジュール
  • 開発の進捗状況
  • 現状の課題・問題点
  • その他相談事項 など


報告書は「作成して終わり」ではなく、開発やプロジェクトに関わるすべての人が確認できるように、いつ作成した報告書なのか、誰が作成した報告書なのか誰が見ても分かるように管理することが大切です。

必要なタイミングで必要な情報にアクセスできる体制を構築しておくことで、システム開発が円滑に進むようになります。

③発注者(当該システムの担当者)もプロジェクトに積極的に関わる

要望に沿ったシステムをつくりあげるためには、当該システムの担当者もプロジェクトに積極的に関わる必要があります。

外注先にすべてを丸投げしてしまっては認識の齟齬が生じ、プロジェクトに支障が出る可能性があります。

また、プロジェクトには当該システムの担当者に加え、実際にシステムを使用するエンドユーザーも関わることがポイントです。

担当者が求めるシステムのイメージだけではなく、エンドユーザーが求める機能性や操作性などの要件をプロジェクトに取り入れることで、より洗練されたシステムに仕上がります。

まとめ

この記事では、システム開発の外注について以下の内容を解説しました。


  • システム開発を外注するメリット
  • システム開発を外注するデメリット
  • システム開発の外注先を選定するポイント
  • 外注後の失敗を避けるためには


システム開発は、外注することによってコストの削減や質の高いシステム開発ができるメリットがあり、自社のリソースが不足している場合に大きな助けとなります。

しかし、外注先によっては自社が望んだシステムに仕上がらない可能性もあるため、確実に要望を汲み取って要件や仕様に反映してくれるシステム開発会社を選ぶことが大切です。

弊社 DIVX(ディブエックス)では、各分野に精通した総合クリエイティブチームが一気通貫のシステム開発を提供しています。

エンジニア、デザイナー、PMなど、幅広い分野のプロが集まっているため、シームレスかつスピーディに自社の課題を解決に導きます。

また、弊社 DIVX(ディブエックス)はシステムのセキュリティ支援にも取り組んでいます。弊社の「Webセキュリティ診断」サービスでは、「Webアプリケーション診断」「プラットフォーム診断」「クラウドセキュリティ診断」3つのセキュリティソリューションでシステムやサーバー、ネットワーク機器などの脆弱性の洗い出しとその改修までを支援しています。

スピーディーで効率的な「MVP開発パック」や新規事業開発を全方位からサポートする「新規事業開発パック」など、ニーズに合わせて選べるパッケージサービスも用意しているため、ぜひお気軽にご相談ください。

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