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地方×ITの可能性 -瑞浪市未来と自然プロジェクト研究に参加して-

はじめに

こんにちは、DIVXの可知です。
普段はフロントエンドを中心としたエンジニアリングや、先輩デザイナーの下でデザインを作成しています。


そんな私ですが、今年の6月より地方創生推進室に配属され、地方創生のプロジェクトに関わらせていただいています。
関わっているプロジェクトは「瑞浪市 未来と自然プロジェクト研究」です。


岐阜県南東部に位置する瑞浪市の市制70周年を記念して行われる事業で、主催は瑞浪市様、共催は学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学 事業構想研究所様、協力には日本ガイシ株式会社様が参加しており、産官学が連携した非常に面白い地方創生プロジェクトです。


今回は「瑞浪市 未来と自然プロジェクト研究」に参加した経緯や参加してみた印象、さらに今後どのように瑞浪市を発展させていきたいかについてお話しします。


瑞浪市未来と自然プロジェクトアイキャッチ


きっかけ

私の身内が全員公務員だったこともあり、昔から地方創生への意識が身近にありました。
大学では観光やまちづくりを専攻し、地方創生についての学びを深めました。


DIVXへの入社を希望した理由の一つは、地方創生事業に取り組んでいたからです。
私がDIVXの面接を受けた当時は地方創生事業に取り組む初期段階でしたが、現在では自治体と連携し、鹿児島県霧島市に霧島ラボを設立し、地方採用者を5名確保するなど、本格的な取り組みを進めています。


日本最大のIT・DX展示会であるJapan IT Weekに今年4月に出展した際、霧島市での地方創生活動を見た瑞浪市未来と自然プロジェクト研究の関係者からお声がけいただき、参加を検討することになりました。
その参加者として、以前から地方創生事業に関わりたいと声を上げていたこと、さらに偶然にもプロジェクトを行う瑞浪市が地元に近かったことから、DIVXからの参加者に選ばれ、選考を経てプロジェクトに関わることが決まりました。


プロジェクト研究の内容

プロジェクトでは、事業構想大学院大学のカリキュラムを基に教授の講義を毎回受け、最終的に瑞浪市の発展に寄与したり、瑞浪市の豊かな自然を再発見・活用する構想案を作成します。
(構想案とは、特定のプロジェクトや計画についての大まかなアイデアやビジョンを示す文書または提案のことを指します。)


プロジェクトメンバーは男性6名、女性4名の計10名で、20代から50代までの幅広い年齢層で構成されています。
開催頻度は全19回。今年の6月28日からプロジェクトがスタートし、9月6日時点で全7回を終えました。


ここからは、これまでの講義の内容について簡単にご説明します。


第2回目では瑞浪市役所から市の現状についてのプレゼンテーションを行っていただき、瑞浪市の現状をより詳しく知ることができました。
第3回目では、日本ガイシ株式会社(名古屋市)を訪問し、常設技術展示場での日本ガイシ様の取り組みや今後の展望について伺いました。


日本ガイシ訪問


第4回目では事業構想大学院大学名古屋校で、さらに第5回目では瑞浪市のフィールドリサーチとして、大湫町まちづくり推進協議会やカマドブリュワリーを訪問し、現状や瑞浪市の課題について詳しく知ることができました。


事業構想大学院大学訪問

大湫町FR​​​​​​​


基本的に瑞浪駅前のMビルで講義を受けていますが、7回目までにすでに様々な場所を訪問しています。そこで新たな人との交流が生まれ、普段会社の一社員では経験できない貴重な体験をさせていただいています。


担当してくださっている柳田佳彦教授の講義も非常に興味深く、いつもメモを取る手が止まらないほどに勉強しています。
特に印象深かったのは第3回目の「クリエイティブ発想法」です。
物事を観察する際にはバイアスが影響することを前提として、それを考慮しながら物事を理解する必要があるということを学びました。
教えていただいたバイアスの一覧を見て、自分も経験があると感じたり、人々が無意識のうちにこれほど多くのバイアスに影響を受けていることに驚きました。


プロジェクトメンバーとの交流は、回を重ねるごとに深まっています。
私は、さまざまな年代や経験を持つ方々との交流が好きで、それだけでも良い刺激になります。
毎回の講義や研究員との意見交換の場では、常に和気あいあいとした雰囲気があり、意見が飛び交う活気ある環境が生まれています。このような環境では多様な視点や考え方に触れられ、自分の知識や理解が深まると感じています。


研究を通じて実現したいこと

プロジェクトを通じて、私は瑞浪市にIT技術を普及させたいと考えています。
私の夢は、「瑞浪市を日本で最もIT化に成功している地域」にすることです。


現在はまだ構想が途中段階ですが、自分が取り組んでいるエンジニアリングを瑞浪市に関連づけた事業について考えていきます。
そのために、プロジェクトメンバーとの交流をさらに深めるとともに、瑞浪市でのフィールドワークを通じて住民や市についての理解を深めていきたいと思います。


まとめ

瑞浪市未来と自然プロジェクト研究は来年1月末まで続きます。
その間、講義やフィールドワークでさまざまなことを学び、プロジェクトメンバーから刺激を受けながら、自分自身も成長したいと考えています。
最終的には、地域の人たちと協力してIT技術を広め、瑞浪市を活性化させる構想案を完成させたいです。
具体的には、瑞浪市の企業や行政に対しIT技術の普及活動や地域連携の促進。地域のニーズに合ったITの解決策を提案するなどを行い、住民の生活をより良くしていきたいと考えています。


DIVX代表として、瑞浪市未来と自然プロジェクト研究に全力で取り組んでいきますので、これからも温かく見守っていただければ幸いです。


参考資料

  • 株式会社divx.“DIVX、鹿児島県霧島市にサテライトオフィス「霧島ラボ」を開設。拠点開発のパッケージ化を見据え、現地採用によるIT人材獲得と、霧島市の第1次・第2次産業におけるDX化の現地実証を開始”.PRTIMES.2023-06-12.

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000099905.html(閲覧 2024-09-19)

  • 学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学.“「瑞浪市 未来と自然プロジェクト研究」説明会”.学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学 事業構想研究所.

    https://www.mpd.ac.jp/events/mizunamipj/(閲覧 2024-09-19)

  • 瑞浪市みずなみ未来部 企画政策課.“未来と自然プロジェクト研究”.瑞浪市.2024-09-30.

    https://www.city.mizunami.lg.jp/shisei/shoukai/1007821/1009961.html(閲覧 2024-10-04)

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