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AIを活用したプレイングマネージャーの業務効率化

AIを活用したプレイングマネージャーの業務効率化


目次[非表示]

  1. 1.はじめに
  2. 2.divxでのプレイングマネージャーの役割
  3. 3.案件マネジメントにおけるAI活用
  4. 4.組織マネジメントにおけるAIの活用
  5. 5.最後に:AIを利用することで挑戦のハードルを下げることができる
  6. 6.お悩みご相談ください

はじめに

はじめまして、divxの大金と申します。
今回はdivxのマネージャーとして私が日々業務を行うえでAIをどのように活用しているかを記事にしていきたいと思います。
新たにマネージャーとしての挑戦を考えている方々の参考になれば幸いです。

divxでのプレイングマネージャーの役割

私はdivxで現場のマネジメントや実装、組織マネジメントといった多岐にわたる業務を担当しています。これまでの常識では、多忙な日々を過ごすことが一般的であると考えられますが、divxではAIを積極的に活用して生産性を向上させることにより無理なく業務を行うことができています。
私がdivxで任されている業務は主に以下になります。

  • 案件マネジメント
  • 組織マネジメント
  • エンジニアリング

今回はこの中から案件マネジメントと組織マネジメントにおけるAI活用について紹介していきます。

案件マネジメントにおけるAI活用

私が案件のマネジメントにおいて担当している業務大きく分けて以下になります。

  • プロジェクトマネジメント
  • アカウントマネジメント

基本的にどちらの業務においてもお客様とのMTGが日々発生しています。デイリーで進捗を共有管理するMTG、定例としてプロジェクト全体の課題やロードマップを確認していくMTGなど種類は開発のフェーズや状況において様々です。
私はMTGに関連する業務の生産性向上のためにAIを以下のように利用しています。

  • アジェンダの作成
  • 議事録の整形
  • 議事録からネクストアクションの提案

MTGの準備~MTGを受けてのネクストアクションまででAIを活用することによりMTGを効果的かつタイムリーに次のアクションに移すことができます。

プロンプト

本日予定しているMTGは以下の通りです

■目的

・次の3か月で開発するスコープの認識合わせ
■期待する結果

・開発に必要なリソースの明確化

・必要な技術スタックの明確化

・開発スコープ内での優先順位の見える化

・リスクの見える化
これらを1時間で達成するために効果的とされるアジェンダをMTGの進行順序も考慮したうえで提示して下さい。

以下が回答になります。

以下は、1時間のMTGで目的を達成するための効果的なアジェンダです。各セクションにおいて十分な議論を行い、必要な情報を収集できるように進行順序を考慮しています。
MTGアジェンダ(1時間)

1. オープニング(5分)
・参加者の確認
・MTGの目的と期待する結果の再確認

2. 開発スコープの確認(15分)
・現在の開発スコープの概要提示
・各メンバーからのフィードバックや修正提案を共有

3. リソースの明確化(10分)
・必要なリソース(人員、時間、予算など)の洗い出し
・各リソースの獲得方法について意見を交換

4. 技術スタックの検討(10分)
・開発に必要な技術スタックのリストアップ
・各技術の利点・欠点についての意見交換
・おすすめの技術スタックに関する合意形成

5. 開発スコープ内での優先順位付け(10分)
・各タスクや機能の優先度を議論
・投票またはコンセンサスにより優先順位を決定

6. リスクの見える化(5分)
・潜在的なリスクをリストアップ
・リスクの影響度と発生可能性を評価

7. 総括と次のステップ(5分)
・本日の決定事項の確認
・各メンバーの次のアクションの明確化
・次回のMTGの日程調整(必要であれば)
注意点
・各セクションの時間配分に注意を払い、進行役が適宜時間を管理することが重要です。
・オープンな意見交換を促すために、参加者全員が意見を言いやすい環境を整えることも大切です。

この内容をもとに参加者に事前に検討してきてほしい項目を共有することによりMTGの準備時間の短縮、MTG時間の短縮を図っています。
そしてMTGで議論された内容をベースに次に必要なアクションをまとめる際にもAIを活用することによりMTGを起点として業務の効率化を図っています。

組織マネジメントにおけるAIの活用

続いて組織マネジメントにおけるAIの活用について紹介していきます。
divxでは組織マネジメントにおいても日々チャレンジを続けています。その中にはこれまで取り組んでいなかったものなどの新しいものも存在しています。
私にとっても初めての取り組みが多いため、成功に近づく方法を考える時間が増えることがあります。
そういったタイミングでAIを活用することにより、思考の起点を素早く見つけて考える時間を短縮したり、考えた内容が的を得ているかなどの評価にAIを活用しています。
取り組みの中には進行中のプロジェクトの課題を早期発見して事前的対策を講じるという取り組みを実施しています。
その取り組みを検討する際にAIを活用したので紹介します。

プロンプト

プロジェクトの課題を早期発見するために毎週プロジェクトから状況報告をしてもらいたいと考えています。 お客様への価値提供が適切にできているかを重要指標としてウォッチしていきたいです。 付随する報告項目と這わせて報告内容のテンプレートを提示してください。

以下回答です。

プロジェクトの状況報告テンプレートを以下に示します。このテンプレートは、プロジェクトの進捗やお客様への価値提供の状況を把握するための指標を含むよう設計しています。


プロジェクト状況報告テンプレート
・報告日: [YYYY年MM月DD日]
・プロジェクト名: [プロジェクト名]
・報告者: [報告者名]
・報告期間: [YYYY年MM月DD日 〜 YYYY年MM月DD日]
1.プロジェクトの概要
・プロジェクトの目的: [プロジェクトの目的を簡潔に記入]
・主要な成果物: [成果物のリスト]
2.進捗状況
・進捗率: [進捗率を記入(%)]
・今週の達成事項:
 ・[達成事項1]
 ・[達成事項2]
 ・[達成事項3]
3.お客様への価値提供状況

・お客様からのフィードバック:

 ・[フィードバック概要]
 ・[ポジティブな評価、改善点など]
・提供した価値の評価: [評価のスコアや指標(例:1-5のスケール)]
4.課題の早期発見

・新たに発生した課題:

 ・課題1: [詳細]
  ・影響度: [高/中/低]
  ・対策: [対策項目]
 ・課題2: [詳細]
  ・影響度: [高/中/低]
  ・対策: [対策項目]
5.次週の目標
・[次週の目標1]
・[次週の目標2]
・[次週の目標3]
6.その他の情報
・[特記事項や追加情報があれば記入]

こちらはサンプルですがテンプレートを出力したのち現状の状況に合わせてカスタマイズすることにより、知りたい情報を効果的に収集するインターフェスの構築に役立てています。

最後に:AIを利用することで挑戦のハードルを下げることができる

今回は私がプレイングマネージャーとして幅広い業務に携わる中でAIによる日々の業務の効率化、タスクの初動部分を加速させる方法についてご紹介させていただきました。
業務の中でAIを活用することで実感するようになったことは、「新しいことに挑戦するハードルが下がってきている」です。
これまでのキャリアではやったことがない、技術的に難しいかもしれないということで二の足を踏むことも少なくありませんでした。しかしdivxでAIを積極的に活用することで、「やります」、「任せてください」と言える機会が増えたと感じています。
マネージャーの頼れるパートナーとして今後もAIに活躍してもらおうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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