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【プロジェクト紹介】Art-Oの軌跡


目次[非表示]

  1. 1.ご挨拶
    1. 1.1.誰に向けた記事か
    2. 1.2.どういう内容なのか
  2. 2.Art-Oの概要
    1. 2.1.制作過程
      1. 2.1.1.①仮説を立てる
      2. 2.1.2.②仮説検証
      3. 2.1.3.③アーティスト探し
      4. 2.1.4.④ビジネスモデルの作成
      5. 2.1.5.⑤サイト名の決定、ロゴ制作(ブランディング)
      6. 2.1.6.⑥サイト制作
      7. 2.1.7.⑦取材、商品撮影
  3. 3.経験から得られたこと
    1. 3.1.よかったこと
    2. 3.2.大変だったこと
    3. 3.3.もっとこうしたらよかったところ
  4. 4.Art-Oのこれから
  5. 5.終わりに

こちらの記事はDIVXアドベントカレンダー2022の10日目の記事です。

ご挨拶

アドベントカレンダー記念すべき10日目はEC戦略チームの外村がDIVXで行ったプロジェクトについてご紹介します!

簡単に自己紹介をしますと、私は親会社と合わせて約3年ほどこちらのグループでお世話になっています。DIVXではUXデザインやディレクター的な役回りが多いです。

(社内、社外問わず)クライアントからいただいた抽象的な課題を掘り下げて仕様を決定。ワイヤーフレームを作ってデザイナーやエンジニアに伝えてものづくりのサポートをしています。

誰に向けた記事か

  • 何か新しいサービスを作りたい方
  • DIVXのプロジェクトを追体験してみたい方
  • アートや福祉に興味がある方
  • ECサイトに興味がある方
  • DIVXという会社に興味がある方

どういう内容なのか

Art-OというECプラットフォームを作る際にどんな経験をしたのか、よかった点、もっとこうすればよかった点などをお伝えします

Art-Oの概要

私が入社して初めて行ったプロジェクトは、ECプラットフォーム「Art-O」の制作でした。

まず、このサイトがどういうものなのかご紹介していきます。

Art-O_TOP

コンセプト:障がい者アーティストと社会をつなぐプラットフォーム

障がい者アーティストの作品を展示販売することにより、障がい者の社会的地位や賃金の向上を目指すプラットフォームです。

Shopifyの開発実績を溜めつつ、社会貢献(CSR)活動ができるようになりました。

制作過程

このプロジェクトがどういう流れで作られたのかご紹介します。

①仮説を立てる

会社からの課題は「Shopifyのデモサイト」を作ることでした。

制約条件としては「商品の仕入れをしない(在庫を持てないため)」です。

そこで、たくさんの選択肢からアートのECプラットフォームを作るという大枠を決定します。

②仮説検証

仮説検証

アートのECサイトを新規で作ることが果たして必要なのか?
どう差別化していくのか?

市場調査とヒアリングをしながら具体的に誰にどういったアートを販売するのか?という具体的なビジネスモデルを固めたり修正したりしながらコンセプトをブラッシュアップしていきました。アートギャラリーに訪問したり、担当者とミーティングを行い一次情報を獲得し、「障がい者アート」の可能性を発見しました。

③アーティスト探し

アーティスト探し

アートを出品していただけるアーティスト様を探しました。

100社ほど施設に連絡をとり、出品者との契約を進めました。

④ビジネスモデルの作成

ビジネスモデルの作成

誰からどんなお金が入ってきてどこに流れていくのか、万が一返品が発生した時はどうするのか?など業務のフローを決定していきました。(法務や社外取締、経理の方などたくさんの方にご協力いただきました。感謝!)

⑤サイト名の決定、ロゴ制作(ブランディング)

サイト名の決定、ロゴ制作(ブランディング)

Art-O

デザイナーのさくらいさんを中心にロゴやタグラインの制作をしています。

「Art-O(アート・オー)」の赤い円は血管を廻る血液をイメージしています。
アートを通して社会をつなぎ、前進させていく活動を熱意を持って行っていくという想いを具現化したロゴを制作しました。


⑥サイト制作

戦略チームのどいさんを中心に、Shopifyというカートシステムを使ったECプラットフォームを構築しました!テーマを魔改造したオリジナルテーマです。
(細部にまでこだわって制作いただきありがとうございます!!!)

GA4など最新のマーケティングツールも導入しています。

⑦取材、商品撮影

実際にアーティスト様のアトリエにお邪魔して、制作風景や作品の写真や動画を撮らせていただきました。

取材、商品撮影

実際の制作現場に行くと、作品の魅力がさらに伝わってくるー!

経験から得られたこと

よかったこと

経験から得られたこと

①「障がい者の活躍」という社会課題に気づけた

このプロジェクトをやらなかったら、障がい者の低賃金や親亡き後の問題があることすら意識せずに生きていくことになったと思います。視野が広がる経験になりました。

②この実績をクライアントワークに活かせている

新規でECサイトを作りたいクライアントから、このArt-Oを見て発注をいただけました。より多くのお客様の課題解決をするきっかけにできたと思っています。

大変だったこと

社内調整やアーティスト様の調整など、多くの人が関わるプロジェクトなので、コミュニケーションが大変でした。制作過程ではわかりやすいように順番に書いてますが、もっと良いものにするために立ち止まったり、前のフェーズに戻ったり試行錯誤をしながら進めていきました。

会社もできてまだ日が浅いので、体制の変更など対応することが多く、プロジェクト自体がご破算になりそうになったことも…

その度に、チームメンバーや他部署の方、上長や社長などたくさんの人に支えていただけました。この場を借りてお礼申し上げます!

もっとこうしたらよかったところ

①リソース

当初の予想の10倍くらいタスクが多く、チームメンバーには大変な苦労をかけたと思います。
最初に有識者の話を聞いて細かいタスクを洗い出したり、
タスクが増えることが判明したら、内部外部問わず人的リソースを増やす交渉をしたらよかったなと思いました。

②コミュニケーション

SlackやNotion、Googleワークスペースを使用して情報共有を行っていましたが、関係者全員が膨大なテキストを読む時間はないと思うので、早いうちから概要をまとめたドキュメントを用意すればよかったなと思いました
(かなり後半になってから整備しました…)

Art-Oのこれから

Art-Oはサイトのリリースを8月に行いました。

まだまだ世の中に知られておらず星の数ほどあるEC サイトの1つでしかありません。

会社自体がベンチャーで、社内体制が日々変わっていく中で今後どうなっていくかは正直未定なのですが、今後も多くの人に障がい者アートやアーティストの魅力や可能性を広めていきたいと思っています。

終わりに

ここまで長い文章を読んでいただき、本当にありがとうございました。
もし、サイトにご興味を持っていただけたら以下のリンクよりぜひArt-Oにご訪問ください!本当に素敵な作品ばかりです。

  Art-O Art-Oは障がいを抱えたアーティストが制作したアート作品を集めたECサイトです。自由で個性あふれる作品をどうぞご覧ください。 Art-O


こういったプロジェクトに関わりたい!という方もぜひ一緒に働きましょう。

ご応募お待ちしております。

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