受託開発企業の本質と働く私たちの社会的意義のはなし
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こちらの記事はDIVXアドベントカレンダー2023の20日目の記事です。
はじめに
皆さんこんにちは。DIVX(ディブエックス)の広報/広告チームリーダー、西原です。
私たちDIVXは、受託開発を主な事業としている企業です。
今回は、11月度の月次総会内で社内向けに発信した 「受託開発企業の本質と働く私たちの社会的意義のはなし 」について、皆様にも共有したいと思います。
さらに、後半には、私たち広報/広告チームがその本質にどのように向き合い、具体的にどのように活動しているのかについても触れています。
受託開発企業とは?
受託開発の企業とは一体どんなものでしょうか?
いわゆるクライアントワークがメインの事業になってくるのではないでしょうか。
クライアントワークとは?
ではクライアントワークとはなんでしょうか?
「クライアントの課題を解決すること 」
よく聞く表現ですが、これって実はちょっと想像しづらいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「受託開発企業」を「創作料理店」に置き換えて考えてみる
では、想像しやすいように、受託開発企業DIVXを創作料理店DIVXと置き換えて説明してみたいと思います!
「コンサルティングメンバー」は「ホールスタッフ」
受託開発企業DIVXを創作料理店DIVXと置き換えた時、コンサルティングメンバーは「ホールスタッフ」に置き換えられるのではないでしょうか?
ホールスタッフは、お客様の食事の背景や目的を聞き、一番最適なメニューを提案する役割です。
例えば、「結婚50周年の金婚式を祝うために来ました。(目的)」
「昔2人でよく行った洋食屋のハンバーグが思い出の味です。(背景)」
など、提案のために必要な情報を引き出す人です。
今回は思い出の味のハンバーグを中心にした洋食を提案。
何をヒアリングするのか?どう提案してここにしよう!と選んでもらうか?
という部分を担当しているという意味では同じ役割と置き換えられるのではないでしょうか。
「PM」は「料理長」
受託開発企業DIVXを創作料理店DIVXと置き換えた時、PMは「料理長」に置き換えられるのではないでしょうか?
ホールスタッフがヒアリングし、考えた提案をベースに、プロの料理人の視点でただ美味しいだけでなく、「思い出の味」という、今回のキーになることを意識して金婚式のお祝いのためのレシピを起こす人です。
今回の目的「結婚50周年の金婚式のお祝い」という体験を最高にするための計画をプロの視点で練る人と言えるのではないでしょうか。
「エンジニア・デザイナー」は「料理人」
受託開発企業DIVXを創作料理店DIVXと置き換えた時、エンジニアやデザイナーは「料理人 」に置き換えられるのではないでしょうか?
料理人は、料理長の考案したレシピを最高の腕前で完成させる実働部隊です。
料理人の腕次第で、この食事のクオリティは大きく変化します。クライアントの目的や背景をきちんと細かく確認しながら、アレルギーや嫌いなもの、思い出の味にも配慮しながら料理を完成させていきます。
誰のための何なのか?完成を待ち侘びている人たちについて、繰り返し立ち返って考え、料理に落とし込むことを担当しています。
どんなにいいホールスタッフでもどんなにいい料理長でも、最終的には作り手の料理人の腕によって、満足度は大きく左右されます。
創作料理店DIVXが作っているものはただの料理ではない
ここで創作料理店が提供するのは「金婚式の素敵なお祝いの体験」です。
そう考えると、クライアントワークは、「みんなで目的達成の"体験"を創っている」と言えるのではないでしょうか。
例えば・・・
- 2人の背景や目的を無視して話題にも出ていないたこ焼きを提案をされたらどうでしょうか?
→DIVXでの食事の体験は選ばないのではないでしょうか?
- 思い出の味よりアメリカンなジャンクなハンバーガーがいいぞ!と要望を無視したレシピを作ったらどうでしょうか?
→せっかくの金婚式のお祝いが台無しです。
- 卵を割るときに殻が入っちゃった!でもま〜いいや〜!とハンバーグをそのまま焼いたらどうでしょうか?
→ジャリッとした食感でお祝いの食事が台無しです。
このように、どれか一つの役割でも失敗していたら、この日のお祝いは台無しになってしまいます。
そう考えると、クライアントワークは、"全員"で目的を達成する"体験"を創っていると言えるのではないでしょうか?
目的達成に関わる人全員がクライアントを思いやって初めて最高の"体験"が成立します。
"体験"を創るというのはその人の未来の体験を創ることです。
つまり、クライアントワークでは「クライアントとユーザーの未来を創っている」と言えるのではないでしょうか。
誰か1人欠けても、誰か1人気を抜いても、完成しません。
クライアントワークの本質は「思いやること」
これまでの話で考えてみると、クライアントワークの本質は「思いやること」と言えるのではないでしょうか。
そして受託開発企業やその中で働く人たちの社会的意義として、「人の未来を創る」、という意義があるのではないでしょうか。
広報/広告ではこんな風に「思いやり」を形にしています
前提
今回はIT展示会での展示ブースのデザインの場合でご説明していきます。
ここでは、インハウス業務にはなりますが、クライアントワークに置き換えると以下のように言い換えられるかと思います。
- クライアント→DIVX
- ユーザー→DX支援を求めている人
前提として、展示ブースは、困っている人に対してDX支援ができることを知らせてDIVXを見つけてもらう目的があります。
ということは思いやる相手は「DIVX」と「DX支援を求めている人」です。
DIVXは
「DX支援で困っている人にいろんなソリューションを提供したい!」
DX支援を求めている人は
「自分の困りごとを解決してくれる人を見つけたい!」
ブースデザイン①
上記のデザインで、上記のようなメリットを提示できますが、とはいえ、DX支援にはいろんな種類があり、これだけでは自分の困りごとを解決してくれるのか?相談していいのか?疑問が残ります。
「でも、DX支援っていっぱいある。。具体的にどんな支援なんだろう?」
そこでもう一つのブースデザインを同時に提案しました。
ブースデザイン②
具体的な、DIVXが解決できる課題やソリューションをベースに、アイキャッチとして壁に関連キーワードを並べたものを用意しました。
これにより、
DIVXは
「DX支援で困っている人にいろんなソリューションを提供したい!」
→「困っている人を発見!」
DX支援を求めている人は
「自分の困りごとを解決してくれる人を見つけたい!」
→「相談先を発見!」
こうして、広報/広告チームは、思いやりを持つべき相手、「DIVX」と「DX支援を求めている人」の双方がハッピーになる体験・未来を創っています。
こうしてみてみると、実はどんなクリエイティブも「思いやり」が大事だということに気づくのではないでしょうか。
受託開発企業で働く私たちの社会的意義
実はこの話は「社会貢献・他者貢献できているんでしょうか?」という声を社内でチラホラ耳にするようになったことがきっかけで発信に至ったものでした。
では、受託開発企業で働く私たちの社会的意義とはなんでしょうか?
本来私たちは、思いやりを中心に最高の"体験"そして"未来"を創っているはずです。
では、思いやりを持って業務に当たれていたでしょうか?
自分が作っているものを触った時の「クライアント」の顔を想像できていたでしょうか?
自分が作っているものを触った時の「ユーザー」の顔を想像できていたでしょうか?
受託開発企業であるDIVXは、思いやりを通してクライアントやユーザーの未来を創る会社だと私は考えています。
そこには、人々のポジティブな未来を創造するという大きな社会的意義があると考えています。
また、これは誰に恥じるものでもなく、誰かの未来を明るくするための仕事だと言えるのではないでしょうか。
さいごに
この記事を読んでいる方の中には、自分の仕事に社会的意義を見出せず、このままでいいのかと不安になって読んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私たちはいろんな人がポジティブになるための未来を創っていますが、クライアントやユーザーへの思いやりが欠けた状態では、良い未来を創ることはできませんし、良い未来を創っている実感も得られません。
「クライアントやユーザーへ「思いやり」を持って業務に当たれていますか?」
この記事が、今一度、受託開発企業で働く私たちの社会的意義について、立ち止まって考えてみるきっかけになれば幸いです。
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